「そうはいっても…」と向き合おう/お役立ち道の実践01
お役立ち道実践ガイドでは、自分が描いた「お役立ちイメージ」を実践していく
上でのポイントを解説してきました。
今回から「お役立ち道実践ガイド番外編」として「お役立ち道」を実践するときに意識を
することについて考えていきます。
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「お役立ち道」のおさらい
シリーズ「お役立ち道®とお役立ち道経営」では、
お役立ち道とは「お役立ちの精神と技量を究め続けること」とご紹介しました。
そのお役立ち道を歩むために、まず「お役立ちイメージ」を作ることもご説明しましたね。
この「お役立ちイメージ」は、堅苦しいものではなく、自分のワクワクの元がベースに
あります。
- ワクワクの元
- 誰にどんな風に役立ちたいか
- 具体的な計画
これがお役立ちイメージの3点セットです。
そして、シリーズ「お役立ち道実践ガイド」では、このお役立ちイメージを
いざ実践する時に、以下の5つを意識していこう。ということをご説明しました。
- どんな業務でもその先の「お役立ち」を考える
- 自分の可能性を信じる
- 自分らしさで周りに良い影響を与える
- 相手を共創のパートナーとして尊重する
- 自分と組織の「お役立ちイメージ」の両立を図る
お役立ちイメージの実践には、この5つのポイントがとても重要です。
「そうは言っても・・・」の正体を探ってみよう
この5つのポイント、書かれていることだけを見れば「当たり前といえば、当たり前だな」と
思う方もいることでしょう。頭ではわかる。ただ「わかった!すぐできるよ」と、すんなり
受け入れられるかというと、「そうは言ってもなぁ・・・」という感情も残るのではない
でしょうか。
人間は、正論だけで行動しているわけではないので、頭ではわかっていても、どこかもやもや
したものが残るものです。しかし、この「そうは言っても・・・」というもやもやした感情の
正体がわかれば、すっきりして、受け入れやすくなるということでもあります。
そこで「ダブル・ループ学習」を活用し、「行動を支配する価値観」を探り出してみて
ください。「行動を支配する価値観」とは、「行動理論」のことです。
行動理論を、下記の図のように3つの階層で整理し、可視化すると「そうは言っても」の
正体が掴めるかもしれませんね。
その一例として「お役立ち道実践ガイド」では、先に挙げた5つのポイントの4つ目
「相手を共創のパートナーとして尊重する」について、うまくいった時と、つまずいた時の
それぞれの行動に働いた行動理論を、下の図のように整理しています。
このように、他のポイントも行動理論の三階層で整理してみましょう。
誰かと一緒に「自分の場合は、こういう風に思っている」という、自分の考えを出し合って
いくのも効果的です。
お役立ち道の実践に取り組んでいくために、ぜひ自分の中にある「そうは言っても・・・」の
正体を探ってみてくださいね。