
好影響を与える…そうはいっても/お役立ち道の実践04
お役立ち道実践ガイドでは、自分が描いた「お役立ちイメージ」を実践していく上での
ポイントを解説してきました。
そのポイントはすぐに受け入れられることもあれば「そうは言ってもなぁ・・・」と
思うこともあります。
今回は、そのポイントの3つ目。「周りに良い影響を与える」ことへの
「そうは言ってもなぁ・・・」について考えていきましょう。
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目次[非表示]
「周りに良い影響を与える」自分になるための実践ポイント
お役立ち道とは、「お役立ちの精神と技量を究め続けること」
そのお役立ち道を歩むために、まず意識していく5つのポイントについて
ご紹介しました。
- どんな業務でもその先の「お役立ち」を考える
- 自分の可能性を信じる
- 自分らしさで周りに良い影響を与える
- 相手を共創のパートナーとして尊重する
- 自分と組織の「お役立ちイメージ」の両立を図る
この5つのポイントは、人によって「すぐにできるよ」ということもあれば
「そうは言ってもなぁ・・・」という感情も残ることもあるでしょう。
今回は「自分らしさで周りに良い影響を与える」ことについての「そうは言っても・・・」を
考えてみました。
周りに良い影響を与えるというと、なんだか大変なことのように思えますが、実は具体的な
実践ポイントがあります。ポイントは以下の3つです。
- 個人でやる面白さはあるが、チームでやるともっと面白く、大きなお役立ちになる。
- 強みと強みを活かし合うことでチームワークが生まれる。チームワークの醍醐味を味わおう。
- チームの目的は「より良い社会」を創ること。自分の強みで、チームに良い影響を与えられる “コォ・イノベーター(変革の協力者)” になろう。
「周りに良い影響を与えよう」という今回のタイトルは、ポイントの中の、最後の3つ目と
特に大きく関わっています。
「チームで仕事をする」醍醐味を知る
その前に、チームで仕事をすることについて、考えてみましょう。
チームで仕事をするときのポイントは、先に挙げた3つのポイントのうちの
- 個人でやる面白さはあるが、チームでやるともっと面白く、大きなお役立ちになる。
- 強みと強みを活かし合うことでチームワークが生まれる。チームワークの醍醐味を味わおう。
この2つが関わっています。皆さんは、この2つのポイントを見て、どう思いますか?
言っていることはわかる。でも「一人でやる方が、楽だし、結局早いし、いい仕事ができる」
と思う人もいるのではないでしょうか。早速「そうは言っても」が出てきていますね。
チームワークの醍醐味は、チームで何かを成し遂げることのすばらしさを体感してみないと、
わからないこともありますよね。でも、皆さんも一度や二度はそんな経験をしているのでは
ないでしょうか?
よく考えてみると、みんなで協力して達成したときの喜びや、自分が必要とされたときの
うれしさ、充実感などいいこともあったかも? と思えるのではないでしょうか。
これは、とても貴重な体験ですよね。
「コォ・イノベーター」になろう - 組織の「当たり前」を引き上げる
次は、ポイントの3つ目
- チームの目的は「より良い社会」を創ること。自分の強みで、チームに良い影響を与えられる“コォ・イノベーター(変革の協力者)”になろう。
についてみていきましょう。チーム、つまり組織で仕事をしていると、いわゆる、その組織の
色が出てきますよね。これを、組織文化や、組織風土と言います。
文化と風土、どう違うの? と思われるかもしれません。
この二つには、明確な違いはありません。この組織文化や、組織風土というのは、その組織に
所属している大多数のメンバーが当たり前と思っている考え方や、行動の集まりのことなの
です。具体的に言うと、より良い社会づくりにつながる仕事をしようとチームで取り組んで
いるときに、大多数の人たちが「当たり前」と思って仕事をしているラインが組織文化や、
組織風土と言われるものです。
例えば、会議の10分前に集まるのが当たり前。とか、お客様の満足を第一に取り組むという
チームもありますよね。この組織の「当たり前」には、良いこともありますが、言いたい
ことは面と向かって言わずに陰でこそこそ言い合う。というような、あまり好ましくない
「当たり前」もあります。色々な「当たり前」があることで、そのチームの文化が出来上
がっているのですね。
ただ、全員がその当たり前ラインにいるわけではなく、もっと好ましい行動をする人も
いれば、足をひっぱる人もいます。その中で、好ましい行動や考え方をする人が、当たり前
ラインにいる人に良い影響を与えて、当たり前のラインそのものを引き上げるようになると、
組織文化そのものも良くなって、さらに、より良い社会づくりにつながる仕事が加速します。
こういう人のことを「コォ・イノベーター」と言います。「変革の協力者」とも言いますね。
どうせなら、コォ・イノベーターになりたい・・・でも、朱に交われば赤くなるという
ことわざがあるくらい、私たちは周りの人々に影響を受けます。
私には、できそうもないかな?・・・。自信が無いなぁ?・・・。と思う方もいること
でしょう。
ただし、この当たり前ラインは、たくさんあります。それに、チームの一部の人だけが、
たくさんある当たり前ラインを全部引き上げられるかというと、そうではないですよね。
だから、それぞれが自分の得意なところを、コツコツやることが大切です。
例えば、毎朝、みんなの机の上を拭いてくれる人がいます。その人は、気持ちの良い1日を
スタートしたいという思いで始めたことでした。最初は、なんかやっているなという感じで
周りの人も見ていたけど、だんだん一緒にやる人が増えてきて、今では、毎日誰かが率先して
やるようになる・・・こういうことも、当たり前ラインを変える。好影響を及ぼす行動の一つ
です。
人の話をニコニコと笑顔で聞いている人を見ていいなあと思ったから、そういう人のまねを
するようになった。というのも、当たり前のラインを引き上げる行動の一つです。
今、例を挙げたように、言葉で影響を与える人もいれば行動で影響を与える人もいます。
自分が特別に意識して人に影響を与えようと思うというよりも、周りにとって良いと思う
ことを自分なりに実践することが大事です。
誰もが、自分らしさで、コォ・イノベーターになることができるのです。
「行動理論の三階層」で整理する
そうは言っても、色々な葛藤があることでしょう。
例えば
- 自分は果たして周囲に好影響を与えることができる人材なのか不安になって、躊躇してしまう。
- そもそも考え方や行動が雑なので、周りへの悪い影響の方が多いような気がする。
- 相手との強みが似ていたり、納得しないまま仕事を進める時にコォ・イノベーターになろうという気持ちになれない。
などなど、実際にコォ・イノベーターになろうと思うけれど、なかなか踏み出せない。
ということは多そうです。
では、この時に持ちたい行動理論を、行動理論の三階層で整理してみましょう。
自分らしさで、周りに良い影響を与えよう。
なぜならば?
当たり前ラインが上がれば、お役立ちがさらに大きくなる。
なぜならば?
組織文化によって、パフォーマンスが左右されるから。
これを意識して、自分もより良いチーム作りの一員として活躍できるようになりたいですね。
次回は「相手を共創のパートナーとして尊重する」について考えていきましょう。