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第14話:「自分流」のお役立ちを見出す⑤/いまの仕事でもっと役に立てる ~自分流のお役立ち道~

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これまで、「自分流のお役立ち」を考えるポイントである、WILL(価値観)、CAN(強み)、MUST(やるべきこと)のポイントを見てきました。



自分が大切にしている価値観を日頃振り返る機会は多くありません。

しかし、仕事を通じて、自分の大切にしている価値観が多少なりとも満たされれば、仕事に対して前向きになり、やりがいを感じることができるようになります。
強みについては、自分の価値観以上に振り返る機会は少ないかもしれません。


中には、「私は強みなどない・・・」という人もいます。しかし、強みがない人は一人もいません。そして、職場で強みが活かされれば、周囲に大きく貢献できますし、「ここは自分の居場所だ」と感じることができます。


やるべきこと(会社から期待されていること)についても、「上からやらされている」と感じるか、「社会やお客様へのお役立ちにつながっている」と感じるかによって見方が大きく変わります。


 
このように、WILL(価値観)、CAN(強み)、MUST(やるべきこと)を定期的に確認することは非常に大切な事なのです。これらの3つを整理した上で、自身がどのようにお役立ちを発揮するかを考えます。


「大切にしている価値観が多少なりとも満たすことができ、強みが活かされ、会社の期待に応えられる」方向で、自分ならではのお役立ちをイメージします。





Aさんのケース 


 Aさんのこれまでの人生を振り返ると「新しいことに常に触れていたい」という価値観を持っています。強みは「幅広い情報収集力」「すぐに誰とでも仲良くなれるコミュニケーション力の高さ」です。そこで、Aさんは自分のお役立ちを下記のようなコンセプトで表しました。


 
お役立ちコンセプト:「新たなビジネス領域を開拓する、パイオニア」
 
 自身のお役立ちの方向性を示すコンセプトを「お役立ちコンセプト」と呼びます。自身のお役立ちをコンセプト化すれば、常に記憶として頭に残ります。結果的に自分らしいお役立ちに向けた動きが加速します。ですので、お役立ちをコンセプト化することは非常に有益なのです。




Bさんのケース
 
 また、あるベテランのエンジニアBさんのお話です。Bさんのこれまでの人生を振り返ると「人の教育に関わっていたい」という価値観を持っています。強みは、「他社の商品も詳しく知っている」ということです。そこで、Bさんはお役立ちコンセプトを下記のように作成しました。


 
お役立ちコンセプト:「イノベーティブエンジニアの輩出」
 
 他社にない新たな製品を生み出せるイノベーティブなエンジニアを輩出するための人材育成に関わりたいという想いが詰まったコンセプトです。



 
 皆さんも、自身のお役立ちの方向性をお役立ちコンセプトで表してみませんか?

 



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いま、実現するお役立ち道経営(第1~8話)もぜひご覧ください!

いま実現するお役立ち道経営




 「世の中の役に立ちたい」「お客様の役に立ちたい」と本気で考え、仕事のレベルを高めていくことを「お役立ち道の仕事ぶり」と呼んでいます。

 そして、社員同士が手を取り合って様々なことにチャレンジし、よりお役に立てる仕事を創り出していく経営を「お役立ち道経営」と呼んでいます。

 

 このブログでは、社員一人ひとりがお役立ち道の仕事を極め、自分らしくやりがいを持って仕事をする企業をつくるためにはどうすればよいかを考えていきます。


​​​​​​​                             (つづく)



松井 達則
松井 達則
【経歴】 大手金融会社を経て、2001年ジェック入社、コンサルタントとなる 【お役立ちコンセプト】 「自燃型の人財づくり」 自分で考え、自分で動く自律型の人財はもはや当たり前。 自分の心に火をつけ、常に意欲的に行動することで、周りにも火をつける「自燃型」の人財づくりのお手伝いをいたします。
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