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O-PDCAでお役立ちの想いをふくらませる/お役立ち道実践ガイド【第2話】


前回「私らしく役立ちつづける/お役立ち道実践ガイド【第1話】」では

「自分らしい、社会をより良くする役立ち方をあらわしたもの」である

お役立ちイメージについておさらいしました。

その中で、お役立ちイメージシートを使って、お役立ちビジョンを実現するための

シナリオを描き、課題を設定しましたね。

これらを実践に移す時には、さまざまな実践ポイントがあります。

今回は「PDCA」について考えていきましょう。



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目次[非表示]

  1. 1.「PDCA」とは
  2. 2.「PDCA」から「O-PDCA」へ
  3. 3.「O-PDCA」の実践ポイント①「O」を忘れずに
  4. 4.「O-PDCA」の実践ポイント②スピード感を持って
  5. 5.「O-PDCA」の実践ポイント③仕事との連動を
  6. 6.「O-PDCA」の実践ポイント④修正は、行動も、考え方も
  7. 7.まとめ



「PDCA」とは

「PDCA」という言葉を、みなさんは聞いたことがありますか?

ビジネスではかなり浸透している言葉ではないでしょうか。

まずは「PDCA」とは何なのかを確認していきましょう。

PDCAは、

  • Plan
  • Do
  • Check
  • Action

の頭文字を取ったもので、仕事を進めるサイクルのことです。

この「PDCA」は、

  • 仮説(P)
  • 実行(D)
  • 検証(C)
  • 進化(A)

のサイクルともいえます。


特に、「計画」は、こんな風に進めたら、目標を達成できるだろう。という仮説のもと、

課題やスケジュールを決めます。そのため、正しい計画かどうかは、やってみないと

わからないこともあります。だからこそ、実行の後、その仮説が合っているかどうか

の検証をします。そして、必要であれば、更に修正し、進化させていくことが求められます。



「PDCA」から「O-PDCA」へ

この、PDCAサイクルには、重要なポイントが他にもあります。

それは、「PDCA」を回す「O」つまり「目的」を常に忘れないことです。

これを私たちは「O-PDCA」と言っています。



ではなぜ、PDCAを回すうえで目的を忘れないことが重要なのでしょうか。

例えば、営業の売り上げ1億円。という目標を立てたとしましょう。

その目的は、自社の商品やサービスを通じて、お客様の生産性を向上させることです。

ところが、達成が難しくなってくると、お客様のことは忘れて、どんな手段でも

売ってやろう。という、自分都合の働きかけになってしまうことがあります。

仮にそうやって売り上げ1億円を達成した場合、目的を達成したと言えるでしょうか?

本来の目的を忘れてしまって、自分都合の働きかけを続けていたら、

目的だったはずのお客様の生産性向上を果たせないばかりか、

いつかお客様は去ってしまうのではないでしょうか。

このように、PDCAのサイクルは、その目的を常に忘れない。ということが重要です。

では「お役立ち道」における「O-PDCA」を回していくための実践ポイントを

みていきましょう。



「O-PDCA」の実践ポイント①「O」を忘れずに

お役立ち道における「O」とは「お役立ちイメージ」のことです。

どんな社会を創りたいか、この組織を通じて何を成し遂げたいか、

さらに、自分のワクワクのもとや、強みが生かせているか。というのも

「自分らしく役立つ」という点で重要な目的です。

もし、お役立ちイメージという目的を見失った場合、PDCAを回すことにとらわれてしまい、

より良い社会づくりに向かっているかの検証ができないばかりか、目標達成やPDCAを

回すことが苦痛になってしまいます。

そうなってしまうと、お役立ち道の実践から遠のいてしまうかもしれません。

常に、目的を見失わず、PDCAのサイクルを回し続ける。

すると、新しい価値を生み出したり、共創のパートナーが増えたり、

スキルアップやキャリアアップにつながったりなど、状況が変わってくるでしょう。

するとそこには、仕事を謳歌している自分がいるはずです。

さらに、ずっと自分らしい役立ち方を考えながらPDCAを回すので、最初は小さかった

お役立ちの想いも、だんだん膨らんできます。

そうなると、自分が決めたより良い社会の実現にも、本気度が高まりいろいろな知恵も

湧いてきます。

このようなことを意識して「O-PDCA」を回すと良いでしょう。



「O-PDCA」の実践ポイント②スピード感を持って

検索サイトで、「PDCA」と入れると関連ワードに「PDCA 古い」という組み合わせが

上位に表示されてきます。その理由として、計画を立てるのに時間がかかりすぎて、

実行に移すころには環境が変化しているから。というものだそうです。

ですので、最近はPDCAの代わりに「OODA(ウーダ)」をはじめとして、いろいろな手法が

注目されています。PDCAも含めて、ご自身がやりやすい手法を使ってかまいません。

ただし、どの手法を使うにしても、スピード感をもって取り組む。目的を見失わない。

ということに留意してください。



「O-PDCA」の実践ポイント③仕事との連動を

PDCAを回そうとするときによく見られるのが、今の仕事とお役立ちイメージが

全く重なっていないケースです。それが必ずしも悪いとは言えませんが、

お役立ち道のPDCAと仕事のPDCAを二刀流で回し続けるのは、結構大変です。

そうならないためには、できるだけ双方の一致点を見出して連動させていきましょう。

ただし、完全に一致させる必要もありません。自分らしいお役立ち道を歩むために、

自分なりにバランスを考えて計画を立ててください。



「O-PDCA」の実践ポイント④修正は、行動も、考え方も

例えば、自分自身のスキルアップのために、新聞を毎日読もう。という課題を

設定したとします。しかし、それができなかった時に、多くの人は

「だめだなあ。新聞をちゃんと読もう」と反省をします。反省をするのは素晴らしいこと

ですが、この人は、反省をした後、新聞を毎日読むようになるでしょうか?

やはり、続かないことのほうが多いのではないでしょうか。

このように、目標にした行動が続かないときは、自分の考え方、つまり、本音のところを

探ってみてください。実は「新聞を読めと、色々な人から言われたから課題に挙げたけど、

本当はあまりメリットを感じないんだよなぁ」と思っているかもしれません。

こんな風におなかの底で思っていたら、長期的に続けることは難しいでしょう。

途中で投げ出してしまって、結果的に、行動は変わらない・・・ということに

なりそうですよね?

この考え方を変える。という点はとても重要なので、次の機会に詳しく説明をします。



まとめ

いかがでしたか?

PDCAを回す際の参考になるとうれしいです。

次回は、「考え方を変える」ポイントをご紹介します。


お役立ちイメージ作成ガイドも、ぜひご覧くださいね。




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