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自分と組織の「お役立ちイメージ」の両立を図る…そうはいっても/お役立ち道の実践06

お役立ち道実践ガイドでは、自分が描いた「お役立ちイメージ」を実践していく上での

ポイントを解説してきました。

そのポイントはすぐに受け入れられることもあれば「そうは言ってもなぁ・・・」と思う

こともあります。

実践ポイントの最後となる今回は「自分と組織の『お役立ちイメージ』の両立を図る」こと

への「そうは言ってもなぁ・・・」について考えていきましょう。



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目次[非表示]

  1. 1.組織を通じてお役立ちビジョンを達成するためのポイント
  2. 2.「行動理論の三階層」で整理する
  3. 3.「そうは言っても・・・」に向き合おう



組織を通じてお役立ちビジョンを達成するためのポイント

お役立ち道とは、「お役立ちの精神と技量を究め続けること」

そのお役立ち道を実践するときには、まず意識していく5つのポイントについて

ご紹介しました。



  1. どんな業務でもその先の「お役立ち」を考える
  2. 自分の可能性を信じる
  3. 自分らしさで周りに良い影響を与える
  4. 相手を共創のパートナーとして尊重する
  5. 自分と組織の「お役立ちイメージ」の両立を図る


この5つのポイントは、人によって「すぐにできるよ」ということもあれば

「そうは言ってもなぁ・・・」という感情も残ることもあります。

今回は「自分と組織の『お役立ちイメージ』の両立を図る」ことについての

「そうは言っても・・・」を考えてみましょう。

 
私たちが働く会社など、組織の中でお役立ちの精神を発揮していくことも大切です。

そして、そのために必要なのが、自分と組織の『お役立ちイメージ』の両立を図ること。

そのための具体的な実践ポイントが、以下の3つです。



  • 自分のお役立ち使命と、所属組織の理念やお役立ち使命の共鳴点を見つけて統合しよう。
  • 「お役立ちイメージ」を醸成し、実現のためのスキルを磨き、ダブル・ループ学習で成⾧し続け、より良い社会創りに向け使命を果たすためのセルフマネジメントを実践しよう。
  • メンバーとチームのお役立ち道の仕事ぶりを高めるための、ラインマネジメントを実践しよう。


この3つのポイントはつまり、組織は、より良い社会を創るためにお役立ちビジョンを掲げて

取り組む。一方で、個人も、自分のお役立ちイメージを整理し、より良い社会づくりに向けた

お役立ちビジョンの実現に取り組みたい。その時に、一人で実現するのもいいけれど、組織を

通じて実現した方が大きなお役立ちにつながる可能性が高いです。

組織を通じてお役立ちビジョンを実現するためには、組織の理念やお役立ちビジョンに、

自分がどれだけ共鳴できて、自分のお役立ちビジョンとの接点を見出すことができるかが

ポイントになります。

これが、自分のお役立ち使命と、所属組織の理念やお役立ち使命の共鳴点を見つけて統合

する。というポイントにつながります。

そして、一旦この組織で、組織と自分のお役立ちビジョンを実現すると決めたら、自分自身が

PDCAを回して、成⾧し続けて、お役立ちの質と量を高め続けること。すなわちセルフマネジ

メントを実践していくことが必要になります。

それと同時に、組織としても、お役立ちビジョン実現のために成⾧しようとしている人の

支援をしていく責任があります。これがラインマネジメントです。

自分と組織の『お役立ちイメージ』の両立を図るためのポイントを整理すると、このような

イメージになります。




「行動理論の三階層」で整理する

自分と組織の『お役立ちイメージ』の両立を図るために持ちたい行動理論を見てみましょう。



自分と組織の、「お役立ちイメージ」の両立を図ろう。

なぜならば?

自分と組織のお役立ちビジョン実現のために成⾧しようとすれば、組織も支援をしてくれる。

なぜならば?

組織のメンバーは、お役立ちビジョン実現の同志。

 
この行動理論からも読み取れるように、組織と個人は、お役立ちビジョンを実現する対等な

パートナーでなければなりません。

組織を通して自分のお役立ちビジョンを実現するには、組織側から何かしてくれるのを待つの

ではなく、自分からお役立ちビジョン実現のために行動を起こして成⾧をすることが必要

です。そして、組織側も、従業員を業績を上げるための一つのコマと考えるのではなく、

従業員の「やりたい」を支援して、従業員が仕事を謳歌できる環境を提供することで、組織の

お役立ちビジョンも実現していく、という考え方が大切です。



「そうは言っても・・・」に向き合おう

ここまでで、なるほど。と思った方も、でもやっぱり、そうは言っても、という想いが

湧いているかたもいらっしゃると思います。


例えば、

  • 日々の仕事を優先し、自分自身を成長させることを後回しにしている。
  • シングル・ループ学習が中心になってしまい、価値観は変わらず行動しか変わらない。
  • やってみたいこと、やらねばと思っていることはあるが、なかなか時間を作ることが難しい。
  • セルフマネジメントが苦手で、スキルアップが進まず、組織の一員として「お役立ちできている」とは言い難い状況を生んでいる。


などなど。特に、セルフマネジメントが後回しになってしまう。人任せになってしまう。

というのが多いのではないでしょうか。

自分と組織は、対等のパートナー。ここで自分のお役立ちビジョンを実現すると決めたのだか

ら、組織にとってなくてはならない存在になる。そのためのセルフマネジメントなのですが、

わかるけど、でも、そうは言っても日々の業務を優先してしまう・・・

その「そうは言っても」をかみしめてみてください。

「そうは言っても・・・」の感情にふたをせず、なんで自分はそう思うのかなぁと、考えて

みるところから始めてみてはいかがでしょうか。成⾧のヒントが見つかるかもしれません。




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