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あなたの振り返り力を強化する 


入社3年目を迎えた小川ひなた。最初は何もかもが新しく、やる気に満ちていた。しかし、今、仕事に対する自信を失いつつある。毎日こなす業務に忙殺されている。それが正しいのかもわからない。自分の向かっている方向は何だろう?



こんなことがあった。
ある日の朝、職場の会議で思いがけず発言を求められる。普段は準備していないことが多く、戸惑いながらも何とか答えるが、その後、自分の発言が的外れだったことに気づく。「言わなきゃよかった」後悔の念が湧き上がり、職場での立場や自分の価値が不安になる。

前もそうだったな。アイディアを出せ。何でも良いからと言われたから発言をしたら、場がしらけてしまってとても恥ずかしかった。そんなことを周囲の人は覚えていないんだけど、私にはみじめな記憶として残っている。





自分を振り返ってみる


その1: 予期しない場面でのプレッシャーに弱い
その2: 自分の意見が正しいのか不安になる
その3: 失敗したことを引きずってしまう
そう思いながらも、「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちで仕事を続けている。それが私の良いところだと改めて思う。



振り返り力があなたを強くする



私たちは日常から、何でも「はやく・わかりやすく・即解決」を期待されており、忙しさから立ち止まることを忘れ、「アクセル操作」に偏りがちになります。


しかし、VUCAに加えてBANIといわれる先行きが不透明な現代に、前に進むアクセルだけでは、見当違いな解決策や、大切な事だが分からないことは放置し、当面凌げる表面的な解決策を選択したり、それがまた別の問題を生むなど、多くの弊害が考えられます。


そこで、すぐに解決をしようと急がずに、「解決しない心地悪さ」と共に居ながら、一度立ち止まって熟考するというブレーキが必要なのです。



  「ネガティブ・ケイパビリティ」とお役立ち道 混沌とした世界、すぐに答えや解決策を求めるのではなく、あいまいさや不確実性を受け入れそれらと共存する力かもしれない。一度立ち止まることが必要かも。 お役立ち道ねっと



例えば、

現状を受け入れること→まずは、自分の気持ちをしっかりと受け入れることが大切。「失敗した」と感じても、それが自分にとっての学びだと認めること。

自分の価値を見直す→ 自分の弱点や失敗に焦点を当てるだけでなく、過去の成功や努力を振り返り、自分の強みを再確認する。

次の行動を決める→「失敗から何を学んだのか」を明確にし、次回同じ状況になったときにどう対応するかを考える。


このプロセスを経て、職場での不安を少しずつ克服していくとよいかもしれません。





こんな風に成長していくかも


ひなたは、自分の感情をしっかりと受け入れ、冷静に振り返ることで新たな気づきを得る。例えば、会議での発言に不安を感じた時、次回は事前に少しでも準備しておくこと、また自分が正しいかどうかよりも、積極的に意見を出すことが重要だと感じるようになった。


解決策1: 失敗を恐れず、反省から学び成長する
解決策2: 自分の強みを認識し、他者と比較せず自分のペースで進む
解決策3: 予測できない状況にも前向きな姿勢で臨む


振り返りの力を借りて少しずつ自分を取り戻し、職場での不安を克服することができる。今では、失敗を恐れず、失敗から学び、次に活かすことの大切さを実感している。そのように、これからも成長を続け、自分らしく働き続けることができるかも。


意見を言うって、自分が正しいかどうかって気にしなくていいんだー。







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