お役立ちを具体化して行動にうつそう/お役立ちイメージ作成ガイド【第5話】
「お役立ちイメージ」とは、「自分らしい役立ち方をあらわしたもの」です。
これまでに、「お役立ちの源泉」を発見し、「お役立ち使命」を確立しました。この「お役立ち使命」を、どうやって果たしていくかを考えていきます。
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目次[非表示]
お役立ちビジョンをつくる
今回は、「お役立ちビジョンの構築」と、その「具体化」です。
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ここでは、自分が実現したいより良い社会をビジョンとして描き、長期、中期、短期では、何をするのかを具体的に描いていきましょう。
下図の番号の順に解説します。
前回考えた、「お役立ち使命」をもう一度確認します(図の「お役立ち使命」欄)。
そして、下記の観点に沿って整理をします(図の①欄)。
- ア)お役立ちの対象は誰か、どのような価値を提供するのか
- イ)その結果、どのような状況を創りたいか(どんなより良い社会を創りたいか)
- ウ)なぜ、そう考えたのか
さらに、上記イ)を、その下の「長期」の「創りたい状況」のところに書き入れ、何年後に実現していたいかを決めましょう(図の②欄)。これが、あなたの「お役立ちビジョン」です。
お役立ちビジョン実現のシナリオを描く
そして、そのお役立ちビジョン(長期)の状況を実現するために、中期・短期では、このくらいの状況を創っておきたい、という風にブレイクダウンしてください(図の③欄)。
何年後か、という設定は、自由に考えてください。例えば、「長期=10年後、中期=5年後、短期=3年後」でもよいですし、先々のことまで考えられない、とか、もっと早く実現したいと思う場合は、「長期=5年後、中期=3年後、短期=1年後」などでもよいでしょう。
実現したい状況が、長期・中期・短期で決まったら、下記を考えてください。
- どうやってつくるのか、その手段を書く
- 定量的、または定性的な成果、つまり、目標を設定する
目標を設定することで、行動が決まり、成果測定もできるようになります。
この実現のシナリオ(ビジョン実現の具体化策)は、長期→中期→短期の順に考えることをおすすめします。
既成概念の檻から抜け出そう
気を付けなければならないのは、現在の仕事や置かれている状況に縛られていないか、ということです。
お役立ち使命からビジョン構築に移ったとたん、現在の制約の中から何ができるかを探そうとする傾向がよくみられます。知らず知らずのうちに既成概念の檻の中に閉じ込められてしまって、その枠の中で考えようとしてしまっているようです。
このままお役立ちビジョンとして具体化してもこれまでの自分の延長線上であり、自分自身が飛躍できず本気になれない可能性もあります。
ここでは、既成概念の檻を破って、一度今の仕事や置かれている状況からはみ出して、自分が本来、何をしたいのか、どのような状況をつくりたいのかを、自由に考えてみましょう。
そうすると、これまでと違った未来が見えてくるかもしれません。
成長課題を決める
今より大きなお役立ちをするために、自分の成長課題を設定します(図の⑤欄)。どんな考え方を持ち、どんなスキルを磨き、どんな行動習慣を身につける必要があるのかを考えて書きましょう。
これで、「お役立ちの源泉」「お役立ち使命」「お役立ちビジョンと具体化策」の、「お役立ちイメージ」3点セットが描けました。
いかがでしょうか?
決めたからには、行動あるのみ。早速、今から行動に移していきましょう。
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★お役立ちイメージ作成ガイド コンテンツ一覧
第1話 お役立ちイメージって何? 第2話 お役立ちイメージの構造を知ろう 第3話 お役立ちの源泉を発見しよう 第4話 自分ならではの「お役立ち」を言葉であらわそう 第5話 お役立ちを具体化して行動にうつそう 第6話 自分らしい「お役立ち道」を歩んでいこう 第7話 社会をより良くする自分らしい役立ち方 |
第1話 パーパスと SDGsと お役立ちイメージと 第2話 お役立ちの源泉を「対話」で発見 第3話 あずきの「お役立ちイメージシート」大公開 第4話 経営人材(ビジネスリーダー)とお役立ちイメージ 第5話 チームビルディングとお役立ちイメージ |