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経営人材(ビジネスリーダー)とお役立ちイメージ/お役立ちイメージ作成ガイド【番外編4】

「お役立ちイメージ」を描き探究し続けることは、5年後・10年後の未来を切り拓くことができるビジネスリーダー、つまり「経営人材」への道にもつながります。

「経営人材」とは何か? 「お役立ちイメージ」との関連性は何か? 考えていきましょう。


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目次[非表示]

  1. 1.お役立ち道を歩む
  2. 2.経営人材とは
  3. 3.経営感覚 = 高志・長期・大局・根本
  4. 4.経営人材としての「お役立ちイメージ」実践上のメリット
    1. 4.1.自分自身のプラスのサイクルが回り始める
    2. 4.2.情報活用力が飛躍的に向上する
    3. 4.3.自己コントロール力が高まる
    4. 4.4.戦略思考が強化される
    5. 4.5.お役立ちイメージ実現の同志が増える
  5. 5.★お役立ちイメージ作成ガイド コンテンツ一覧



お役立ち道を歩む


お役立ちイメージとは「自分らしい役立ち方をあらわしたもの」だとご紹介しました。

誰かの・何かの役に立ちたいという想いを形にし、自分らしい役立ち方で仕事を謳歌する。そして、このお役立ちの想いを膨らませ、スキルを磨き続ける。

これが、「お役立ち道」です。




経営人材とは


経営人材とは、一言で言うと「経営感覚を兼ね備えた人財(人材)」のこと。

特に昨今の世の中の動きを考えると、5年後・10年後の市場と自組織の姿を描き、自分の想いを持って組織にイノベーションを起こすことができる人財(人材)のことを言います。

そして今、経営者かどうかは問いません。今後ビジネスリーダーとしての成長が期待される人も「経営人材」です。


経営人材とは

  • 経営感覚を兼ね備えた人材(人財)
  • 5年後10年後の市場と自組織の姿を描き、自分の想いを持って組織にイノベーションを起こすことができる人材(人財)
  • 経営者ではなくても、ビジネスリーダーとしての成長が期待される人のこと



経営感覚 = 高志・長期・大局・根本


では、経営人材の最初の文内にある「経営感覚」とは、どのようなものでしょうか。

私たちビジネスパーソンは、新たな価値を創造しより良い社会づくりに貢献していく使命を担っています。その基本的な視点を「高志(こうし)」「長期(ちょうき)」「大局(大局)」「根本(根本)」の四つにまとめました。



  • 高志:高い志を持つ
  • 長期:長期の視点。つまり目先の「儲け」に走るのではなく、長期にどれだけ信頼を得ていくのかという視点
  • 大局:物事の全体を見る。この場合、目の前の顧客だけでなく、市場や社会全体を見るということ
  • 根本:本質にこだわること


これを「お役立ちイメージ」に当てはめてみると、

  • 高志:どのようなより良い社会を目指すのか、お役立ちビジョンの構築を考えることで磨かれます
  • 長期:現状から飛び出したビジョンをつくり、その実現をブレイクダウンして考えることで磨かれます
  • 大局:今の業務の目標達成にこだわるだけでなく、社会全体がより良くなることを見据えて考えていくことで磨かれます
  • 根本:個人も組織も、お役立ちの源泉の発見を通じて、自分や組織の社会における本来的な役割(あり方)を明確にしていく過程で磨かれます


このように、お役立ちイメージにもとづいた自分ならではの役割の発揮の仕方がわかると、目先の仕事に追われるだけではなく、将来を見据えた仕事の仕方に変わってきます。

そうなると、ビジネスリーダーとしての軸も定まり、さらにお役立ちが拡大していきます。お役立ちの拡大だけでなく、自分自身も「仕事を謳歌」できるようになり、そういう人に魅力を感じ、一緒に仕事をしたいという人が集まるようになります。

さらに新たなステージが拡がるのです。



経営人材としての「お役立ちイメージ」実践上のメリット


お役立ちイメージを確立することで、いろいろなメリットが生まれます。

  • 自分自身のプラスのサイクルが回り始める
  • 情報活用力が飛躍的に向上する
  • 自己コントロール力が高まる
  • 戦略思考が強化される
  • お役立ちイメージ実現の同志が増える


自分自身のプラスのサイクルが回り始める

「お役立ちイメージ」を発揮しやすい状況をつくろうとするので、自分が楽しいと思うことや、お役立ちの対象になる人に会おうとするようになります。そうすることで、楽しい、役立っているという実感が持てるようになり、好循環の仕事ができるようになります。


情報活用力が飛躍的に向上する

「これを成し遂げたい」「こういうふうに役立ちたい」と思い続けることで、そのことに関する情報感度が高くなり、その情報を活かそうと考えるようになります。


自己コントロール力が高まる

自ら目標を設定し取り組むことで、PDCAを回すようになります。また、自分のモチベーションの保ち方や、強みの活かし方がわかっているので、良好なメンタル状況を保つこともできるようになります。


戦略思考が強化される

お役立ちイメージが明確になると、長期・大局・根本をにらんで、「今」何が役立つのかを考えられるようになります。つまり「あれもこれもやる」のではなく、「選択」と「集中」を図ることができるようになります。


お役立ちイメージ実現の同志が増える

このお役立ちイメージを共有することで、志を同じくする仲間が見つかったり、互いの強みを活かしあう仲間ができたりするので、未来を共につくる同志が増えていきます。


このように、「お役立ちイメージ」を確立することは、ビジネスリーダーにとって、さまざまなメリットを生み出します。

ビジネスリーダーを目指したい方も、ぜひ、本編を見て、自分らしい「役立ち方」を見つけてくださいね。



★お役立ちイメージ作成ガイド コンテンツ一覧


お役立ちイメージ作成ガイド(本編)

  •  第1話 お役立ちイメージって何?
  •  第2話 お役立ちイメージの構造を知ろう
  •  第3話 お役立ちの源泉を発見しよう
  •  第4話 自分ならではの「お役立ち」を言葉であらわそう
  •  第5話 お役立ちを具体化して行動にうつそう
  •  第6話 自分らしい「お役立ち道」を歩んでいこう
  •  第7話 社会をより良くする自分らしい役立ち方

お役立ちイメージ作成ガイド(番外編)

  •  第1話 パーパスと SDGsと お役立ちイメージと
  •  第2話 お役立ちの源泉を「対話」で発見
  •  第3話 あずきの「お役立ちイメージシート」大公開
  •  第4話 経営人材(ビジネスリーダー)とお役立ちイメージ
  •  第5話 チームビルディングとお役立ちイメージ