チームビルディングとお役立ちイメージ/お役立ちイメージ作成ガイド【番外編5】
自分らしさで誰かの何かの役に立っていこうと、日々探求し仕事を謳歌する。
これは、個人のモチベーションアップや成長につながるだけでなく、チームビルディングにも生かすことができます。
YouTubeチャンネル「お役立ち道ねっと(YouTubeに移動)」の登録よろしくお願いします!
目次[非表示]
「お役立ち道経営」におけるチームビルディングとは
私たちが定義している「お役立ち道経営」におけるチームビルディングとは、以下の通りです。
より良い社会の実現を目指して、 新たな価値を共創し共通目標を達成するために、 多様性を活かし有機的に活動できるチームを作り上げること |
世界には、感染症の拡大や地球温暖化、国際紛争など、さまざまな問題があふれています。一方で、科学技術の発達により多くの人とつながって、新しい価値を創造できる時代になってきました。このように、複雑で不確実な世の中で未来を切り拓いていくには、リーダーの指示・命令で業務遂行をする組織より、一人ひとりがリーダーと同じ目線に立って、チーム全員がベストパートナーとなり、知恵を出し合ってより良い価値の共創を行うというチームワークが欠かせません。
このように、一段高い視座に立って、上司やチームとパートナーとなってチーム運営に参画することを、フォロワーシップといいます。
その時に、一人ひとりが、お役立ちの想いを持って所属する組織の方向性に対して共鳴し自分の想いと統合し、自分ならではの強みや役割を発揮しようとする「お役立ちイメージ」が描けていて、さらに、志を同じくするメンバーの多様性を認め創発を楽しもうとすることで、よりチームワークが良くなり、共創する価値もより良いものになります。
チームビルディングの手順
では、チームのリーダーとして、この「お役立ちイメージ」を活用して、どのようにチームビルディングをすればいいでしょうか。
手順としては以下の三つです。
- 自チームの「お役立ちイメージ」づくり
- メンバーの「お役立ちイメージ」づくり
- チームビルディング
1.自チームの「お役立ちイメージ」づくり
- 自チームの成り立ちや強みの理解
- 誰にどのような価値を提供するチームなのか
- チームビジョンと長期からの目標設定
- メンバーと想いの共有
自チームの「お役立ちイメージ」とは、チームの役割使命やパーパスを描くのとほぼ同じです。自チームの成り立ちや強みを理解し、そもそもこのチームはどんな使命を担ってできた部署なのかを理解します。
そのうえで、市場の動向や会社の方向性をリードできるようなお役立ち使命・ビジョン・目標設定を行います。最初はリーダーだけで作成しても良いですが、時期を見てメンバーと共創し進化させていくと良いでしょう。
2.メンバーの「お役立ちイメージ」づくり
- 一人ひとりの自律と成長を促す
- 仕事を謳歌し、自ら革新を起こす
次に、メンバーの「お役立ちの想い」を醸成していきましょう。このことによって、一人ひとりの自律と成長を促し、仕事を謳歌し、自ら革新を起こすベースが整います。もちろんリーダー自身も「お役立ちイメージ」を描いて、メンバーと共有してください。
3.チームビルディング
- チームのお役立ちイメージで共通目標づくり
- お役立ちイメージで同志づくり
- 強みをベースにした役割分担
- 共創型イノベーションを促す組織文化
ベースが整ったらチームを構築します。より良い社会づくりを目指して、荒波を乗り越えていくことができる強くたくましいチームをつくっていきましょう。
チームの「お役立ちイメージ」は、メンバー全員の共通目標として、一体感づくりや戦力の集中につながります。また、それぞれのお役立ちイメージを共有することで、お互いのお役立ちイメージを実現しあう同志づくりができるようになり結束が高まります。さらに、強みをベースにしたチーム内の役割分担を図ることができ、生産性の向上にもつながります。
なにより、チーム内のコミュニケーションが活発になり、共創によるイノベーションが起きやすい組織文化をつくることができます。
このように、「お役立ちイメージ」を活用して、強くたくましいチームをつくり、社会をより良くする価値の共創ができるチームへと、成長させていきましょう。
ぜひ、本編も見てくださいね。
★お役立ちイメージ作成ガイド コンテンツ一覧
|
|