お役立ち道実践ガイド(5)メタ認知

メタ認知で行動選択の理由を可視化しよう/お役立ち道実践ガイド【第5話】


「自分らしい、社会をより良くする役立ち方をあらわしたもの」である「お役立ちイメージ」

これらを実践に移す時には、さまざまな実践ポイントがあります。

前回は、ダブル・ループ学習の中で重要な「行動を支配する価値観」つまり「行動理論」が

どうやってできるのかを行動理論改革モデル®を使ってご紹介しました。

今回は、行動理論を可視化する方法について、再び行動理論改革モデル®通じて

ご紹介します。


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目次[非表示]

  1. 1.メタ認知とは
  2. 2.行動理論を可視化する-行動理論の三階層
  3. 3.まとめ



メタ認知とは



上記は、説明のために行動理論改革モデル®を少し簡単にした図です。

価値観化を経由して確立された行動理論は、メタ認知によって、強化したり修正をしたり

することが可能です。

メタ認知とは、認知心理学の用語です。

自分自身の心の動きを客観的、俯瞰的に観察して、なぜ、そういう行動を取ったのかを

理解し、必要であれば修正することを言います。

行動理論は、無意識に働いていることが多いものです。

メタ認知をするには、まず自分の行動理論を可視化し、明らかにすることが必要です。



行動理論を可視化する-行動理論の三階層

行動理論を可視化するには、行動理論を「心得モデル、因果理論、観」の、

三つの階層で整理をします。



心得モデルは「こういうときは、こうしよう」というように行動を選択するときの

心得として持っているものです。

因果理論は「こうすれば、こうなるだろう」という、原因と結果の理論のことです。

「こういう働きかけをすれば、相手はこう反応するだろう」と仮説を立てて、

行動選択を行います。

は、いわゆる人生観や、仕事観や組織観などその人の根本のところに培われた

価値観のことです。「○○とは、○○なものだ」というような表現であらわします。

この行動理論を上から考える場合は、

「なぜならば」というつなぎ言葉で落とし込んで行き、

下から考える時は「だから」というつなぎ言葉で整理していくと良いでしょう。

 
実際に、事例を使って整理をしてみましょう。

まず、うまくいった時の行動理論を可視化してみます。

「相手に企画を説明する」という状況で考えてみましょう。

企画を説明した後、提案相手とアイデアを出し合ったら採用された。

このような状況の場合、なぜうまくいったのかを考えると、こういう状況では、

一緒に企画を考えようと思っているから。

なぜならば、多様なアイデアを出し合えば、より良い価値が共創できるから。

なぜならば、提案相手は、大事な共創のパートナーだから。

こんな風に整理ができました。では、逆向きに検証をしていきましょう。

提案相手は、大事な共創のパートナーだ。

だから、多様なアイデアを出し合えば、より良い価値が共創できるだろう。

だから、一緒に企画を考えよう。という流れになります。

 
次は、つまずいたときの行動理論を可視化しましょう。

うまくいったときの例と同じように「相手に企画を説明する」という状況で考えてみます。

企画を説明した後、迷う提案相手に説得を試みたら、不採用だった。

なぜ、説得を試みようと思ったのかを考えると、

こういう状況では、相手の迷いをつぶしていこう。と、いつも考えているから。

なぜならば、断る理由が無くなれば、企画を採用せざるを得ないだろうから。

なぜならば、提案相手は所詮敵であり、説き伏せる対象だから。

こんな行動理論があぶりだされました。反対から検証しましょう。

提案相手は、所詮敵である。

だから、断る理由が無くなれば、企画を採用せざるを得ないだろう。

だから、相手の迷いをつぶしていこう。

という流れになるのです。



まとめ

いかがだったでしょうか? この行動理論は、お役立ちイメージ作成ガイドの6話

ご紹介している「お役立ち道を実践するときに意識をすること」の4番目と関連しています。

相手を共創のパートナーとして尊重する。

このように教わった時に、本当にそうだ、と、おなかの底から思って、行動につなげている

人と、言っていることはわかる。でも、そうは言っても、提案相手は共創のパートナー

じゃなく、所詮敵だ。と考え行動に移す人とでその結果が変わってくるのです。

このように、まずは自分の行動の背景を、三つの階層で可視化することをお勧めします。

次回は、いよいよ修正のポイントについてご紹介します。


お役立ちイメージ作成ガイドも、ぜひご覧ください。




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