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ネガティブケイパビリティー「わからなさ」を生きる力

「やりたいことがわからない。やりたいことがあるはずなのに、何も決められない自分がイヤになる時ってありませんか?」仕事、恋愛、キャリア、未来。・・・今、何をすれば・・・


目次[非表示]

  1. 1.ネガティブケイパビリティ――「わからなさ」を生きる力
  2. 2.「やっと、たどりついた金曜日の夜」
  3. 3.答えが出ない夜に出会った言葉
  4. 4.自分との向き合い方を変えてみるステップ
    1. 4.1.◆STEP1:「わからない私」を否定しない
    2. 4.2.◆STEP2:源泉に立ち返る
    3. 4.3.◆STEP3:小さなお役立ちを重ねていく


ネガティブケイパビリティ――「わからなさ」を生きる力


周りがどんどん“正解”に近づいているように見えて、焦る気持ちばかりが先走る。
でもそれ、“自分がダメだから”ではないかもしれません。
そんなあなたにこそ知ってほしい言葉があります。
ネガティブケイパビリティ――「わからなさ」を生きる力
それは、「すぐに答えが出ない状態に、耐えられる力」。



ロンドンの詩人ジョン・キーツが語ったこの言葉は、いま多くの働く女性たちにとって、静かな灯りになっています。




「やっと、たどりついた金曜日の夜」



小川ひなた、27歳。

ある夜、同期の結婚式の写真がSNSに上がった。
その前は後輩の昇進報告。
その前は友達の「やりたいこと見つけた宣言」。

画面越しの“キラキラ”を見ながら、ひなたの心に浮かぶのは――

「私、何かに“なれて”るのかな…」
「今の仕事も嫌いじゃない。でも、このままでいいのかな」
「なんで私は、何にも決められないんだろう」




答えが出ない夜に出会った言葉


そんなひなたが、ふと目にしたのが「ネガティブケイパビリティ」という言葉だった。


“決められない自分”を責めるんじゃなくて、
“わからないこと”をそのまま受け止められる力。

その考え方に、どこか救われる気がした。

“止まってるような時間”にも何かがある。


ネガティブケイパビリティに触れてから、ひなたは少しだけ、自分との向き合い方が変わった。




自分との向き合い方を変えてみるステップ


◆STEP1:「わからない私」を否定しない

→ モヤモヤしてる…それでいい。焦って動くよりも、今は感じきる時。


◆STEP2:源泉に立ち返る

→ 昔、母に「人のこと、よく見てるね」と言われたことを思い出す。
→ “観察して寄り添う”が、自分らしいお役立ちの形かもしれない。


◆STEP3:小さなお役立ちを重ねていく

→ 今日、同僚に少しだけ言葉を添えてみた。「その提案、素敵だね」
→ そしたら彼女が笑って、「ありがとう。自信ついた」って言ってくれた。




答えを急がない。私の「お役立ち」は、きっと育ってる

焦って何かに“なる”よりも、

今の“わからなさ”と一緒にいられる自分でありたい。

周りと比べず、「私のペースで、私の役立ち方を見つけていく」。

それがきっと、遠回りのようで、いちばん私らしい道になるから。






  「ネガティブ・ケイパビリティ」とお役立ち道 混沌とした世界、すぐに答えや解決策を求めるのではなく、あいまいさや不確実性を受け入れそれらと共存する力かもしれない。一度立ち止まることが必要かも。 お役立ち道ねっと


  小川ひなた 入社3年目 小川ひなた、入社3年目。仕事は周囲や社会の環境に影響される。自分ができることってなんだろう? お役立ち道ねっと



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