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はたらくということ/勤労感謝の話

こんにちは。お役立ち道ねっとスタッフのあずき🐼です。

今日から11月の「おや8く9だちどう10Days!(11/8-10)」が始まります。

今月のテーマは、「勤労感謝」。

働いている誰かに感謝する。働いている自分にも感謝する。

そして、互いに「役立ち合う」。とても素敵なことですね。


新嘗祭が勤労感謝の日の原点

米の値段が下がらない。

我が家では、5キロ2000円前後で購入した備蓄米がそろそろ無くなる。そのため、スーパーに行くたび新米の値段の確認をしている。よく行くお店では、値段はあまり下がっていなさそうだし、ブランド米より少しお安めのブレンド米が多いようだ(11月7日現在の肌感覚)。ブランド米を買おうか、ブレンド米にしておこうか、目下の悩みである。

有史以来、我々にとって欠かせない米の収穫を祝うのが、新嘗祭(にいなめさい)。そこには、今年もお米が収穫できた喜びと、これから先の豊かな暮らしへの願い、そして、今日この日を迎えた勤労者への感謝やねぎらいがこもっている。

そこから、11月23日の勤労感謝の日が生まれた(1948年制定)。

その目的は、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう(内閣府HP 「『国民の祝日』について」 2025.11.01閲覧)」ことである。

働くことは、尊いということである。



はたらく

「はたらく」の語源ははっきりとしない

だが、この会社に入って、人生の大先輩達から「はたらくは、傍(はた)を楽(らく)にすること」だとよく教えられた。言葉遊びの一つだろうと思うが、言い得て妙だと感心する。

我々は、ともすると「働くことは生活の資金を得ることだ」と考える。つまり、自分や家族のためである。もちろんそれも間違いではない。しかし、傍を楽にするということは、「周りの『役に立つ』」ということである。周りの役に立った結果、生活の資金を得ることができるのだ。

生活の資金を得ることが目的か、役に立つことが目的か、その違いで、働くことの意味もずいぶん変わってくるのではないだろうか。

石工の話/レンガ職人の話

お役立ち道ねっとの「お役立ち使命」は、「~自分らしさ・うち(組織)らしさの発揮で「はたらく」を謳歌し、より良い仲間とより良い社会創りに参画する世界を目指して~ 「お役立ち道」を身近に感じ楽しく探求するための、“土壌と種”が育つ畑を提供します。」だ(当サイト 「ABOUT → お役立ち道ねっとについて → 私たちのお役立ち使命」参照)。この中の「はたらく」も、そういう意味も込めている。



はたらくことは苦行か楽行か

はたらくことを罰として考える場合もある。「苦行」である。誰かがリンゴを食べたからだ。

ただ私にとっては「楽行」でありたい。

「役に立つから楽しい」⇔「楽しくて夢中になって究めようとするから役に立つ」

鶏が先か卵か先か論争になるだろうが、どちらからのアプローチでも良いと思っている。

私は完全に後者だ。自分にとってやりたいこと楽しいことを仕事の中に活かそうとしている。結果、役に立っているか…ここは自信が無いが。

最近よくメディアでお見掛けする高市早苗さんが、「はたらく」という言葉をよく使われている。総裁選の時だけではない。過去の発言などをみても「はたらく」という言葉を好んで使われているように思う。なぜ、「仕事します」や「頑張ります」、「やります」じゃないんだろうと、聞くたびに思う。どういう意図で使っているのか、一度お伺いしたい。

「傍が楽になること」「使命感に突き動かされた、楽行であること」を前提に話をされているのか。もちろん、その過程では並々ならぬご苦労や苦難があるのは、想像に難くない。でも、楽行だと思うからこそ突き進んでいける。そういうことではないかと私は勝手に思っている。

あるいは、それとは全く別の意味を込めて話をされているのもしれない。



お役立ち道は「仕事を謳歌する」こと

お役立ち道の目指す姿は、「自分らしさを活かして役に立つことで、自己成長の実感を得て、仕事を謳歌すること」である。やりがいやモチベーション、自己肯定にもつながる。

つまり、仕事を「楽行」と思える状態を創ることともいえる。

その人らしさ、その組織らしさで、役に立つことを楽しむ。そうすると、創造性が発揮され、イノベーションがあちこちで起こる。そして、誰かがその恩恵を受ける。

「誰もが役立ち合い、その人らしく生きることができる社会」の実現だ。

役立ち合う相手に感謝である。

私自身も、自由で責任ある仕事をさせてくれる周囲の皆さまに感謝、仲間に感謝、共感してくださる方々に感謝、時代に感謝である。

そして、傍が楽になり合うことで、お互いの暮らしをより良くし続けている全ての皆さまに感謝。

そして、その私の土台になっている「お米」にも感謝である。




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