いま実現するお役立ち道経営

第3話:お役立ち道の文化とは何でしょうか?/いま、実現するお役立ち道経営

​​​​​​​​​​​​​​前回のブログでお伝えした通り、お役立ち道の経営とは「お役立ちの文化をつくり、社会をより良くする価値を共創し続ける経営」です。では、お役立ち道の文化とは何でしょうか?


目次[非表示]

  1. 1.お役立ち道の文化とは
  2. 2.お役立ちは理想論か?
  3. 3.企業の業績向上との関係性 

お役立ち道の文化とは

 それは全社が一丸となって、お客様、その先のお客様、そしてより良い社会に向けて役に立つことを追求し、極め続ける文化です。そのためには、会社は改めてパーパス(存在意義)を明確にし、社会へのお役立ちを宣言することが必要です。


 その上で、各部門はパーパスに基づいた役割コンセプトを、そして社員一人ひとりは「誰に、どのようなお役立ちをしたいか」といったお役立ちイメージを持つことが理想です。


  会社、各部門、そして社員一人ひとりが「昨日より今日」「今日より明日」とお役立ちを追求し、極め続けるので「道」がついて、「お役立ち道の文化」と呼んでいます。



お役立ちは理想論か?

 ただ、「お役立ちなんて理想論」「お役立ちでは企業は業績を上げられない」という人がいるかもしれません。本当にお役立ちは理想論でしょうか。


 私たちの顧客は、「その先の顧客」から選ばれようと必死になってビジネスをしています。しかし、近年のビジネス環境の激変やニーズの多様化の中、様々な悩みや課題を抱えています。


 そのような中、私たちが「その先の顧客」のニーズの変化をいち早くキャッチし、顧客とタッグを組んで新たな価値を創造(価値の共創)することが求められています。そして、それこそが企業の業績向上につながります。


企業の業績向上との関係性 


 「その先の顧客」は様々な社会課題の渦中にいます。

 それは少子高齢化、人手不足、価格の高騰、急速なデジタル化、働き方の変化、感染症、自然災害、教育問題等様々です。私たち企業が、このような社会課題に目を向け、「いま社会で何が起こっているか?」「私たちが役に立てる点はどこか?」と常日頃から考えていることが、「その先の顧客」の変化そして新たなニーズをキャッチすることにつながるのです。


 つまり、お役立ち道の文化が醸成されている企業は、その先の顧客の変化、市場の変化、そして世の中の変化に気づくのが早く、いち早くニーズをキャッチするため、結果的に業績向上につながりやすいといえます。

 

 もちろん業績が上がれば、さらにより社会をより良くするための投資をすることができますので、ますますお役立ち道経営にまい進することができます。


 マイケル・ポーターは本業のビジネスと社会課題解決を両立させることをCSV(Creating Shared Value)と呼んでいます。しかし、欧米のCSVは儲けるという目的を達成するために、社会の役に立つという手段を活用するという発想です。


 一方で、一橋大学の名和高司教授は日本企業の根っこには武士道(社会価値)と商人道(経済価値)があり、当たり前のように両方を同時に追い求めていると述べています。そして、日本企業の良さを生かすためにも、社会の役に立つことを目的とし、儲けることはその手段であると捉えることが大切であると強調しています。



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 次回からは、お役立ち道の文化を高めるために必要な3つの価値観についてお話します。


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 「世の中の役に立ちたい」「お客様の役に立ちたい」と本気で考え、仕事のレベルを高めていくことを「お役立ち道の仕事ぶり」と呼んでいます。

 そして、社員同士が手を取り合って様々なことにチャレンジし、よりお役に立てる仕事を創り出していく経営を「お役立ち道経営」と呼んでいます。

 このブログでは、社員一人ひとりがお役立ち道の仕事を極め、自分らしくやりがいを持って仕事をする企業をつくるためにはどうすればよいかを考えていきます。


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ききみみねっと


                             (つづく)

松井達則
松井達則
【経歴】 大手金融会社を経て、2001年ジェック入社、コンサルタントとなる 【お役立ちコンセプト】 「自燃型の人財づくり」 自分で考え、自分で動く自律型の人財はもはや当たり前。 自分の心に火をつけ、常に意欲的に行動することで、周りにも火をつける「自燃型」の人財づくりのお手伝いをいたします。
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