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その先のお役立ち…そうはいっても/お役立ち道の実践02

お役立ち道実践ガイドでは、自分が描いた「お役立ちイメージ」を実践していく上での

ポイントを解説してきました。

そのポイントはすぐに受け入れられることもあれば「そうは言ってもなぁ・・・」と思う

こともあります。

今回は、そのポイントの1つ目。「どんな業務でも、その先のお役立ちを考える」

ことへの「そうは言ってもなぁ・・・」について考えていきましょう。



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目次[非表示]

  1. 1.「その先のお役立ち」を考える
  2. 2.「行動理論の三階層」で整理する
  3. 3.スタッフに聞いてみた!「そうは言っても」の想い



「その先のお役立ち」を考える

お役立ち道とは、「お役立ちの精神と技量を究め続けること」

そのお役立ち道を歩むために、まず、この5つを意識していこう。という

ポイントをご紹介しました。



  1. どんな業務でもその先の「お役立ち」を考える
  2. 自分の可能性を信じる
  3. 自分らしさで周りに良い影響を与える
  4. 相手を共創のパートナーとして尊重する
  5. 自分と組織の「お役立ちイメージ」の両立を図る


この5つのポイントは「すぐにできるよ」ということもあれば、

「そうは言ってもなぁ・・・」という感情が残ることもありますよね?

今回は、5つのポイントの中から「どんな業務でも、その先のお役立ちを考える」

についての「そうは言っても・・・」を考えていきましょう。

さて、どんな業務でも、その先のお役立ちを考える。とは言いますが「その先のお役立ち」

とは何でしょう?

私たちは、より良い社会を創る一員としてお役立ち道を歩んでいます。

でも、毎日の仕事を考えると、社会をより良くしている実感を持ちにくい仕事だって沢山

ありますよね?

毎日、特別なことは考えず、淡々と仕事をこなしている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、例えば下の図のように、同じように石を積んでいても、退屈な仕事だと思う人も

いれば、多くの人を救うことにつながっていると誇りを持って取り組んでいる人もいます。



できれば、図の中の緑色の人のような考え方ができると幸せですよね。

だからこそ、私たちの毎日の仕事も、きっと大きなお役立ちにつながっているんだと信じて、

次の工程に仕事をつなげていくことが大切です。

具体的には、以下の3つのことを意識してみるといいでしょう。


  • 自分の仕事は必ず社会へのお役立ちにつながっているという誇りを持つ。
  • 自ら仕事に意味付けをし、地道に工夫を重ね、技能を拡げて磨いて、その道のプロになる。
  • 所属組織の仕事とお役立ちイメージをマッチさせ、「ここ」で仕事をする意味を見つける。


この3つのことを意識すると、自分の仕事の先にあるお役立ちが見えてくるのでは

ないでしょうか。



「行動理論の三階層」で整理する

「どんな業務でも、その先のお役立ちを考える」ことを、行動理論の三階層で整理を

してみましょう。



どんな業務でも、その先のお役立ちを考えよう。

なぜならば?

役に立っていると実感できれば、仕事に誇りが生まれ楽しくなる。

なぜならば?

仕事は、お役立ちビジョンを実現するための大切なステージである。
 
このように、自分の仕事に対するあなたの思いも行動理論の三階層で整理してみてください。



スタッフに聞いてみた!「そうは言っても」の想い

このように整理をしてみても「わかった!」とは思うけど、やっぱり「そうは言っても」と

いう気持ちも湧いてくるかもしれません。

そこで、今回は仕事に対する「そうは言っても」の想いを、ジェックのスタッフ8人に聞いて

みました。

聞いたことをそのままご紹介するので、重複した内容もありますがご了承ください。


  • 目の前のお役立ちさえ、相手に受け入れられないことも多い。
  • 社会につなげようと思うけど、具体性や影響力が無く、全く手ごたえがない。
  • 立場や役割の違いから理解されないこともあり、くじけそうになってしまう。
  • 周りや社会に対してお役に立とうと思っていても、相手の立場で考えることが苦手。
  • 先を見るより、この業務のココがめんどくさいんだよなぁ…から改善につながることもある。
  • 相手の要望をかなえたいけど、ルールや基準などで難しいこともあり、その両立にジレンマを感じる。
  • 自分なりの改善点が他の人にも有用なのか?と考えると、提案までには至らない。
  • 次工程へのお役立ちにつなげたいが、それよりも前工程に時間がかかる。


いかがでしょうか。

「そうそう」と思うこともあるし、新鮮に感じることもありますね。

みんな、いろいろな想いを抱えて葛藤しているのが伝わります。

では、どうやって乗り越えていけばいいのでしょうか。

まず、無理に自分の考えがダメだと否定しないことが大切です。

また、このようにみんなで意見を出し合うだけでも、共感を生んだり、解決のヒントが生まれ

たりすることもあります。そして、もっとこういった感情を掘り下げてみたくなったら、

先ほど挙げた行動理論の三つの階層で整理をすると「そうは言っても」の正体が掴めるかも

しれません。自分が持ちたい行動理論と比べてみるのもいいですね。

普段なんとなくこなしている仕事にも、必ずお役立ちがあります。

みなさんの仕事の「その先のお役立ち」を、ぜひ考えてみてくださいね。




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