catch-img

自分の可能性を信じる…そうはいっても/お役立ち道の実践03

お役立ち道実践ガイドでは、自分が描いた「お役立ちイメージ」を実践していく上での

ポイントを解説してきました。

そのポイントはすぐに受け入れられることもあれば「そうは言ってもなぁ・・・」と

思うこともあります。

今回は、そのポイントの2つ目。「自分の可能性を信じる」ことへの

「そうは言ってもなぁ・・・」について考えていきましょう。



YouTubeチャンネル「お役立ち道ねっと」の登録よろしくお願いします!



目次[非表示]

  1. 1.「お役立ちの人間観に立つ」を実践する
  2. 2.「美点凝視の精神」を持つ
  3. 3.「行動理論の三階層」で整理する
  4. 4.スタッフに聞いてみた!「そうは言っても」の想い
  5. 5.「美点凝視」について考える-スタッフにもっと聞いてみた!



「お役立ちの人間観に立つ」を実践する

お役立ち道とは、「お役立ちの精神と技量を究め続けること」

そのお役立ち道を実践するときには、まず意識していく5つのポイントに

ついてご紹介しました。



  1. どんな業務でもその先の「お役立ち」を考える
  2. 自分の可能性を信じる
  3. 自分らしさで周りに良い影響を与える
  4. 相手を共創のパートナーとして尊重する
  5. 自分と組織の「お役立ちイメージ」の両立を図る


この5つのポイントは、人によって「すぐにできるよ」ということもあれば

「そうは言ってもなぁ・・・」という感情も残ることもあるでしょう。

今回は、5つのポイントの中から「自分の可能性を信じる」ことについての

「そうは言っても・・・」を考えていきましょう。

自分の可能性を信じることは「お役立ち道の人間観に立つ」ということです。

さて、「お役立ち道の人間観に立つ」とはなんでしょうか。

自分の可能性を信じる、つまりお役立ち道の人間観に立つということは、自分をどう見るか

ということとつながります。

自分自身をどう見るか? それなら、人間観より自分観という方がしっくりくるような? 

と思うかもしれません。ただここでは、自分もそうだけど、相手に対してもどう見るか?

という意味も含んでいるので、「人間観」としています。 

お役立ち道の人間観に立つことを実践するにあたって、具体的な実践ポイントが

3つあります。



  • たとえ小さな仕事でも、より良い価値づくりを目指して真心を込めて仕事の工夫を繰り返す。これはとても尊いことである。
  • 「自分にも、他の人にも、お役立ちの意識がある。その人らしい素晴らしさがある」と信じて、美点を凝視し、お役立ちの意識を膨らませていこう。
  • お役立ちを意識し行動し続けると、幸せの元素が大きくなり、知恵が湧き、できることが増え、仕事が謳歌できるようになる。さらには自分の人生も変わり、周りも変わる。


この3つのポイントを実践していくことがカギになります。



「美点凝視の精神」を持つ

「どうせ自分なんて」と思っていると、人のお役に立てる自分ではいられないし、

新しいことにチャレンジもできません。

逆に、ありのままの自分を認めながら「自分にはお役立ちの想いがある」とか

「それを実現できる強みもある」と思えると、もし、足りないところがあったとしても、

それを卑下するのではなく「もっと強みを身につけていこう」と、前向きに思えるように

なりそうですね。

それが、自分だけじゃなく相手のありのままを受け入れて、相手のお役立ちの想いや、

強みも必ずあると信じることで、お互いが良いパートナーとして、社会をより良くする

価値づくりができるでしょう。

そのために必要なのが「美点凝視の精神」です。

「美点凝視の精神」とは、自分や相手の強みや良いところを見つめ続けることを言います。

美点は、すぐには見つからないかもしれないけど、見つめ続けることで、美点が見えてくる

ものです。すぐに、「いいところなんてないよ」と思うのではなくて、自分や相手に対して、

美点を見つける努力も必要なのです。



「行動理論の三階層」で整理する

自分の可能性を信じる。ということを、前回同様行動理論の三階層で整理して

みましょう。



自分の可能性を信じて、より良い価値づくりに挑戦しよう。

なぜならば?

自分を信じて行動すると、幸せの元素が大きくなる。

なぜならば?

自分も、他の人も、その人らしい素晴らしさで、お役に立てるもの。


 
このように整理してみると、先ほどお話しした美点凝視も、この行動理論に入っていることが

わかりますね。



スタッフに聞いてみた!「そうは言っても」の想い

ここまで読んでいただいて、なるほど。わかった!とは思いつつも、

やっぱり「そうは言っても」という気持ちが湧いてくるという方もいらっしゃるかと

思います。

そこで、今回も前回と同様に「そうは言っても」の想いを、ジェックのスタッフ8人に

聞いてみました!

聞いたことをそのままご紹介するので、重複した内容もありますがご了承ください。


  • お役立ちの意識を膨らませると、確かに仕事が楽しくなって変化はあるが、逆にしんどいと思う時もある。
  • 自分の固定観念から、好きな人嫌いな人、できる人できない人と決めつけてしまいがち。
  • 忙しかったり、決断をすぐに迫られたりして心にゆとりがなくなると、美点凝視ができなくなる。
  • 自分の美点に酔って、正しく自分を見つめられない人がいるとひいてしまう。
  • 相手との状況や関係によって、良いところが見えなくなってしまうことがある。
  • 美点凝視が大切なのは頭ではわかっているが、いつでもだれに対してもできるわけではない。
  • 心の底からの美点凝視ではなく、とりあえずほめておくなど、コミュニケーションを円滑にする道具として使ってしまう。
  • 自分に自信が持てないわけではないが、自分の強みや美点を見つけるのは難しい。


今回もいろいろと意見を出してもらいました。見てみると、相手に対する美点凝視が

できない。という声が多そうです。



「美点凝視」について考える-スタッフにもっと聞いてみた!

前回同様、ジェックスタッフの皆さんの中にも様々な意見がありますね。

そこで、今回は


  • 自分に自信が持てないわけではないが、自分の強みや美点を見つけるのは難しい。


こちらの声をクローズアップしてみましょう。ということで、この意見を出したジェック

スタッフのあきらさんに、お役立ち道ねっとスタッフのソラが、もっと詳しく聞いて

みました!


ソラ:自分に自信が持てないわけではない。これはとても良いことですよね。一方で、自分の強みや美点を見つけるのは難しいとありますが?


あきらさん:そうなんです。具体的にこういうところに自信があると言い切れないのです。


ソラ:あきらさんの美点や強みについて、他の人に聞いてみたらどうでしょう?


あきらさん:はい。ただ、周りの人が言ってくれても、それは、当たり前にみんなもやっていることなんじゃないかなと思ってしまうんですよね。


ソラ:ある意味、自信が持てていないということなんでしょうか?


あきらさん:根拠のない自信とでも言いましょうか…。でも、自分はできないとか、自分なんてって、卑下することもないんですよ。


ソラ:それはとても大事なことですよね。自分を認められている。では、他の人の良いところを見つけるのはどうでしょうか?


あきらさん:相手の強みや美点を見つけるのはできるんですが、自分のこととなるとどうも。


ソラ:どうすれば、自分の強みや美点を具体的に発見できるのでしょうね。


あきらさん:そうですね…確証が持てれば、もっとこういう風に役立っていこうと、的を絞ることができるかもしれないですね。


ソラ:周りの人から言ってもらった強みや美点を、具体的な行動とか、結果とかの、証拠付きで教えてもらうというのはどうでしょうか?


あきらさん:それ、いいかもしれません。今までは教えてもらっても「でもそれは、他の人もやってることだし」と、それ以上聞いたことはなかったですね。早速やってみます。


ソラ:是非、やってみましょう!

 
いかがでしたか?

自分自身の美点は、なかなか気づかないものです。

みなさんも、こんな風にもやもやした気持ちがあったら、誰かと話してみると解決の糸口が

みつかるかもしれませんね。

次回は、「自分らしさで、周りに良い影響を与える」について、考えていきましょう。




このシリーズの新着記事


関連記事


人気記事月間ランキング