お役立ち道とパーソナル・エンゲージメント
お役立ち道を歩んでいけば、パーソナル・エンゲージメントが高まるのではないだろうか。
その理由をみてみましょう!
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エンゲージメントとは、2者間における約束や誓約を意味します。
このことから、仕事におけるエンゲージメントは、個人と仕事 あるいは 個人と職場との結びつきの強さを表します。
ワーク・エンゲージメントや従業員エンゲージメントは聞いたことがあるのではないでしょうか。要するに、エンゲージメントとは、「人と組織の双方にとって望ましい状態」*1 ということです。
*1髙橋好江, 武村雪絵, & 市川奈央子(2021)「仕事におけるエンゲージメントの概念整理と今後の方向性: 組織で働く看護職の特性を踏まえて」日本医療・病院管理学会誌, 58(4), 96–104.
ところが、現在、日本では、このように従業員エンゲージメントは、世界全体でみて最低水準にあると言われています。このことは、働く人と組織の双方にとって、望ましい状態とは言えません。
出典:経済産業省,「未来人材会議 中間とりまとめ」
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/mirai_jinzai/pdf/20220531_1.pdf,2022年5月,最終更新日:2022.6.1,P.33
このような状況でエンゲージメントを高めるためにこそ、お役立ち道が求められています。
「お役立ち道」は、このように、誰もが持っている「誰かの・何かの役に立ちたい」という気持ちや意思に目を向けて、自分のお役立ちを見つけていくということです。
このように「自分のお役立ち」で仕事に打ち込むことができれば、以下のようなことが期待できます。
有意味感:誰かの役に立って喜んでもらえる、感謝されて嬉しい! 更にお役に立つ力も高まる 、業績も上がる! つまり、見返りが得られるというです。
安心感:失敗することを恐れることなく、仕事で自分を表現し没頭できる! 失敗も自分のお役立ち道を歩む肥し!と思える。つまり、失敗を恐れずに挑戦できます。
可用性:感謝されたり、自分の力が高まることを経験できるので、自分には周囲に役立てる力やエネルギーを持っていると感じられる。つまり、役立つ力があることを信じられます。
参考:William A. Kahn, Psychological Conditions of Personal Engagement and Disengagement at Work,The Academy of Management Journal, 33(4),692–724, 1990
「自分のお役立ち」を見つけて歩んでいけば、体・頭・心をフルに使って仕事で自分を謳歌できる!かもしれません。
お役立ち道を楽しんで歩んでいきましょう。